大阪府が公表した南海トラフ巨大地震の被害想定では、津波による死者は最悪の場合、大阪市西区が市内では最大となる2万245人と予測されています。避難ビルが少ないことと、堤防決壊により多くの人が逃げ遅れることが予想されているからです。津波から子どもや障害者、お年寄りを守る地域コミュニティーを強化し、地域に合った「誰ひとり置き去りにしない」避難プログラムを作り、災害に強いまちづくりに取り組みます。
西区には潜在的な力があります。境川から九条にかけてボルト、ナット製造など、ものづくりが盛んな地域です。新町は工具屋さんがたくさんあり、大阪のものづくりを支えてきました。しかし、今、南堀江の立花通り家具屋街が新しい街になり、今では若い人たちや訪日観光客で賑わっています。靭公園は、憩いの場となっています。若い人たちや子育て、お年寄りの意見を反映したまちづくりを目指します!
住民同士のつながり、集まりは防災、子育て、医療、介護、防犯において重要です。西区は大きなマンションが建設され、人口流入による過密地区になっています。堀江地区では若い人たちのお店が増え、江之子島地区ではアートを中心としたまちづくり、それぞれの特色を生かした賑わいが生まれ、コミュニティーも多様化しています。若い人たちなど、世代を越えてみんながつながる地域コミュニティーを推進します。
大阪市では今年から西淀川区で大阪市版ネウボラ(フィンランドの子育て支援の仕組み)がスタートするといわれていますが、ネウボラとは非なるものです。フィンランドなどでは助産師、保健師が担当家庭を巡回し、ひとりが長年に渡り寄り添って、様々な相談に対応します。一昨年、オランダアムステルダム公衆衛生局のアンネケ博士とのお話しではひとりの助産師さんが5家庭を受け持っていると話されていました。妊娠・出産・子育て期までを「切れ目のない」キーワードでつなぎ、母子に心身のケアや育児のサポートなど産後ケアを充実させます。
また、世界の元気な地域には必ず子どもたちの良い教育環境、学校が整っています。NEXT西区では国際人育成拠点を目指します。また、6.5%の子どもたちが特別なニーズが必要とされています(文部科学省発表)。
ダ・ヴィンチもエジソンもトム・クルーズも世界で活躍する天才もそうでした。子どもの個性を大切にした特別支援教育も充実させていきます。
笹田よしみが作ってきた特別支援教育教材 どなたでも無料で使えます! www.e-kokoro.ne.jp/ss/1
女性議員ランキングでは142位、労働参加率、賃金格差など10項目で評価した「ガラスの天井」ランキングでは29カ国中28位。男女平等ランキングでは144カ国中114位。女性管理職比率ではワースト1です。女性が活躍できる大阪を作ります。